【TOEIC体験談 1】アラフォーの私が独学でスコア955を取るまで

トーイックでアラフォーの私が独学でスコア955を取るまで 雑記
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TOEIC、受けてきました

こんにちは、ブラジルポップスが大好きなヨシイタケコです。久しぶりの更新になります。

この間に何をしていたかというと、ひたすら英語を勉強し、TOEICを受験していました。

結果、スコア955点を取ることができました!!

トーイックの受験結果のコピー。実施日2023年7月23日、リスニング465点、リーディング490点、合計955点、と書いてあります。

リスニング465点リーディング490点で、合計955点

TOEICは10代の時に一度受験して720点で、それ以降は受けておらず、約20年ぶりの挑戦でした。そして今回、一念発起して勉強を始め、最初に自宅で模試をやった時のスコアは615点。この時点では「700点以上が取れればいいかな」と思っていたので、最終的に予想以上の高得点が取れ、とても嬉しいです。

また、テストで高得点が取れただけではなく、以前とくらべて英語を聞きとる力が格段に伸びたのを実感しています。

というのも、私はずっと「英語が聞き取れない」ことに悩んでいたんです。それが、TOEICの勉強をすることでリスニング能力を高めることができて、これはスコア以上に大きな収穫だったと思います。

そこで、この記事では、

  • 「英語を勉強してきたはずなのに、聞き取ることができない。」
  • 「今さら留学とかできないので、空いた時間で勉強したい。」
  • 「なるべくお金をかけずに、英語を勉強したい。」
  • 「TOEICでスコア900以上950以上をとりたい。」

そういった方にむけて、私が実践した勉強方法を紹介しようと思います。

私のスペック

最初に私のスペックを紹介しておきます。

日本で生まれ育ち、英語圏の渡航歴・留学歴はゼロ。幼児教育や英会話教室などとも縁がなく育ち、初めて英語にふれたのは中学の英語の授業でした。そして中高生のころは、いわゆる「受験英語」、受験対策のための英語を勉強していました。

なので、「少なくとも受験英語はやった」と信じたいところなのですが、それすら怪しいです。アラフォーになった今は、記憶力も集中力も落ち、大事なことを忘れがちで、電車の改札で家の鍵を出すなど、毎日しょうもないミスばかりしています…。

そして何より、リスニング、スピーキング、ライティングが壊滅的にできません。「辞書を引けば、なんとか英語が読めるけれど、それ以上のことはできない」というパターンです。

そんな私がTOEICを受験しようと思ったのは、転職のため。次の転職で、ちょっと人生を変えてみたいと考えています。

なお、最近のトーイックはいろんな種類があるようですが、私が受けたのは、TOEIC Listening & Reading TestTOEIC L&R)です。

TOEIC受験で、いくらかかった?

今回のTOEICチャレンジでは、なるべく「コストを抑える」ことも重視しました。買うのは本当に必要な教材だけアプリ課金も無し。その結果、TOEIC受験にかかった費用を紹介します。

受験料7810円
教材費10109円
マークシート用鉛筆296円
証明写真40円
18255円

なお、交通費はここに含めていません。私の場合、ラッキーなことに受験会場が近所だったので、往復の交通費は1000円以内で済んでいます。

また、私はHBの鉛筆を持っていなかったので、マークシート用鉛筆を買いました。普通の鉛筆でも十分かもしれませんが、「試験、受けるぞ!」という士気が高まったので良かったです。

一方、受験票に張り付ける証明写真は、スマホのアプリ「履歴書カメラ」と「セブンイレブンマルチコピー」を使って安く抑えました。

TOEIC対策をした期間

TOEIC対策をした時間は、2023年の4月から7月23日の受験日まで、約4ヶ月間でした。といっても、最初のうちは1日あたり1~2時間くらいしか勉強していなかった気がします。

ただ、最後の1カ月間は、かなり気を引き締めて勉強に取組みました。朝起きた瞬間から英語の記事を読み、英語のニュースを聞き、空いている時間は教材の音声を聞きこんで、ちょっとしたスキマ時間にも単語帳を見て…といった感じです。

まさしく「英語漬け」の生活。これは、試験日という「締切」があるからこそ、できたことだと思います。

TOEIC対策で英語力は伸びるか?

「TOEICなんかできても英語ができるわけではない」

と揶揄されることもありますよね。

でも、私の実感として、TOEIC対策をしたおかげで、前よりずっと「英語が分かる」ようになりました

それは、試験を受けている最中にも感じたことです。

最初に模試を受けたとき、私はリスニングで頭が真っ白になり、リーディングで手が止まり、結局、時間内に解ききれませんでした。「TOEICあるある」だと思いますが、最後に時間切れになる瞬間のあの絶望感、コタえますよね…。私もそこからスタートし、その後も模試を解くたびに恐怖でおびえていました。

ただ、そのあと妥協せずに勉強し、7月に受験したときは、まるで別の試験を受けているような感触だったんです。

音響が最悪のホールみたいな部屋で受験したのですが、それでもリスニングで何を言っているか7割は聞き取れてリーディングでは何が書かれているかほぼ完全に理解でき、選択肢に悩むことは無く、サクサク進んで最後10分余る、という感じです。

そして、TOEICに限らず、実生活の中でも英文を読むスピードが上がり、辞書を引く回数が減ったのを実感しています。

特に、ずっと苦手だったリスニングには、顕著に効果が出ました。前はニュースもドラマも字幕表示機能がないと何を言っているのか分からなかったのですが、今ではけっこう聞き取れます。

たとえば、このKali Uchis(カリ・ウチス)先生のインタビューは、5月ごろは聞き取ることができず、停止しながら字幕を読んでなんとか内容を理解できる、という状態でした。それが、8月の今では字幕抜きで聞き取れます。本当にTOEIC対策をがんばってよかったです!

数字を追い求めるより「妥協しない」ことが大事だと語るカリ・ウチス先生。

TOEIC対策の勉強法

では、私が実践したオススメの勉強法を紹介していきます。いろいろな勉強法があると思いますが、私は次のやり方に効果を感じました。

  • たくさんの問題をやるより、数冊の本を徹底的にやる
  • 単語のイメージをつかむ作業に時間をかける。
  • 単語帳アプリを使う。
  • シャドーイングをする。
  • TOEIC対策だけでなく、多読多聴をする。

以下、それぞれ説明していきます。

アプリでなく、紙の本で勉強する理由

トーイックの教科書。ブログ管理人が勉強した4冊の本が机の上に並んでいる写真です。
TOEIC本、最強の4冊。

結果的に安く済む

スタ〇サプリのようなサブスク型のアプリもあり、こういったサービスと相性の合う方もいらっしゃると思います。ただ、数か月単位で契約すると支払総額が万単位になるので、コストを抑えたいのなら、紙の書籍がオススメです

私がオススメする4冊は、新品を全部そろえて10109円中古で手に入れれば、もっと安く済みますし、一度買ってしまえば再度TOEICを受験するときにも使えます。

また、最終的にフリマアプリで売ることになっても、本の状態が良ければ高値で取引できるもようです(確言できません)。

アプリ課金より、お金がかからないので、私のように「お金をかけない」「安く済ませる」ことを求めている方は、紙の本を選ぶのがいいと思います。

マークシートに慣れる必要がある

また、紙の本で学ぶと、マークシートに慣れることができます。

たとえば私の場合、「選択肢A because」を選んだつもりが、「because」の頭文字の「B」をマークしてしまう、といったミスを、最初のうち連発していました。中年にありがちなミスかもしれません…。

そこで、マークするときに問題用紙と回答用紙を交互に見て確認する、という練習をするようになり、マークミスを減らしていくことができました。

マークシートに慣れていない人、そして私のようにミスをやらかしてしまうタイプの人は、必ず紙媒体で練習しておくことをオススメします

決められた範囲を、しっかり消化することができる

たくさんの問題集をやったほうが勉強になるように見えますが、少しの問題集を徹底的にやりこんだほうが、着実に知識を身につけることができます

語学力」の大半は「ボキャブラリー」で、どれだけ単語や語法を身につけているか、ということが鍵です。良質なTOEIC対策本に出てくる単語は、TOEICに出やすい単語なので、すべて覚えておく高得点が取れます

そして、私の場合、こういったTOIEC系の語彙を身につけたことで、他のニュースやドキュメントを読むときも、辞書を引く回数が劇的に減りました。

単語のイメージをつかむ作業に時間をかける理由

「単語力が大事!」とはいっても、そんなにたくさんの単語を覚えきれる気がしませんよね。私も昔から丸暗記が苦手だったし、年齢とともに記憶力も落ちてきているので、ますますそう感じています。

それでも、私は今回のTOEIC対策で、700個以上の単語を新たに覚えました。暗記の苦手な私がそれだけ習得できたのは、「単語のイメージをつかむ作業に時間をかけた」からだと思います。

たとえば、よく分からない英単語が出てきたとき、私は必ず英和辞書英英辞書を引いていました。TOEIC対策本に訳語や解説が書いてあっても、です。

そして、覚えられない単語は、語源を調べる英英辞書の例文を声に出して読む英単語を使って自分なりに作文してみる画像検索する、といったことを、何度でもやっていました。

一見すると「非効率」な学習法だと思われるかもしれません。でも、「ムダ」に思える周辺知識が多ければ多いほど、知識は忘れずにいられたりするものです。特に、自分に利害関係のあることに結びつけて覚えると、なにごとも強く記憶に残ります。

だからこそ、分からない英単語と出会ったら、その言葉のイメージをつかめるまで、辞書を引くなりググるなりすることに意味があると思います。少なくとも、記憶力の悪い私はそうやって勉強して、ボキャブラリーを増やしてきました。

単語帳アプリを使う理由

TOEIC対策の「単語帳」系の本を持っていても、自分だけの単語帳を作る作業は、必須です。また、学習用のノートを作っていても、それとは別に携帯の単語帳アプリを使うことをオススメします。

単語は反復学習すればするほど身につきます。そして、ほんのちょっとしたスキマ時間でも反復学習をするために、スマホは最強です

私の場合、知らない単語や表現と出会ったら、辞書などでリサーチし、まず英語だけ携帯のメモ帳メモしていました。そして、ある程度メモがたまってきたら、あらためてその単語について辞書を引き、情報を整理して、パソコンで単語帳アプリに登録しました。つまり2回も辞書を引くわけですが、これは私の記憶力が悪く、2回くらい引かないと覚えられないからです。

また、スマホで単語帳アプリを見るときは、それぞれの英単語がどういった文脈で出てきたかどんなイメージの言葉かも思い出すようにしていました。そして、すぐに思い出せないときは、やはりその都度、辞書を引きました。

辞書、引きまくりです。きっと記憶力のいい人はこんな無駄な作業をしないで済むのだと思いますが、私には無理なので、あきらめて何度も辞書を引いています。ただ、その結果として高得点が取れたので、勉強方法としては間違っていなかったのだと思います。

シャドーイングをする理由

TOEIC対策の問題集をやったら、問題を解くだけでなく、音声コンテンツがある出題文を、すべてシャドーイングすることをオススメします

最初は音声を聞き、次は英文を見ながら音声と同時に読み上げ、慣れてきたら目を閉じて音声を聞いて少し遅れて復唱する。この訓練をひたすらやったおかげで、私はリスニング能力を伸ばすことができました。精読の速度も上がったように思います。

また、シャドーイングをやっていると、「自分のこの発音で大丈夫かな?」と不安になってくるはずです。そんな時、私は携帯の音声認識機能を使って、自分のしゃべった英語が文字起こしされるか、チェックしていました。バッテリーをかなり消費しますが、身近に英語をしゃべる人がいないので、苦肉の策です。

英語を聞く力、読む力、発音、すべてを一気に強化することのできる勉強法として、シャドーイングは最強だと思います。

TOEIC対策だけでなく、多読と多聴をする理由

私はTOEIC対策のために、TOEIC以外の勉強もしていました。「試験で点が取れる」よりも、「英語ができるから、試験でも点が取れる」のに憧れるからです。

とはいうものの、「最短距離で高得点を取る」というのもカッコいいですよね。TOEIC以外の勉強をするかしないか、どちらを選ぶかは、好みの問題かもしれません。

ただし、TOEIC以外の勉強をする場合、TOEICに役立つ学習と、あまり役立たない学習があるので、注意が必要です。私の経験談を紹介します。

ウェブサイトで英語のニュース記事を読む

私はもともとニュースを読むのが好きなので、気になる記事を英語で読むようにしていました。分からない箇所はDeepLに翻訳させてから英文にあたって、重要そうな単語だけは辞書を引き、メモしていました。

結論から言うと、ニュースに出てくるような単語は、TOEICには出なかったです。「内乱」とか、「発がん性物質」とか…。ただ、「ニュース番組を見る」ときに必要な時事英語が身につくので、その点が次に紹介する学習のとき役立ちました。

YouTubeで英語のニュース番組を視聴する

いろいろな英語の発音に慣れるため、YouTubeイギリスのニュースBBCオーストラリアのニュースABCアメリカのニュースABCをチャンネル登録し、気になる動画だけ見ていました。YouTube再生速度を遅くできるし、字幕機能があるので、自分のペースで視聴することができます。その点、Podcastよりもオススメです。

ところで、英語のキャスターって、日本の報道と違い、文章が途切れることのないように話し続けるんですよね。そういった話し方に最初は慣れませんでしたが、慣れてくると「多少聞き取れなくても、聴き続けていれば大丈夫」という感覚がつかめてきました。この感覚は、TOEICのリスニングのときに役立ったように思います。

個人的に一番よく見ていたのは、アメリカABCの「おはよう日本」的な番組、「Good Morning America」です。ニュースよりもエンタメや生活情報がメインで、英語学習に向いていると思います。

海外に移住したつもりでGoogle Map上を散策する

移住したつもり勉強法」と私が名付けている、外国語学習のやり方です。移住したつもりになって、ひとつの町の情報を調べていくという「遊び」なのですが、これが本当にTOEIC対策として役立ちました。特に、私がTOEICのPart7をサクサクこなせたのは、この勉強法のおかげだと思います。

詳しくは次の記事で紹介します。

他にも…

他にも、いろいろな英語学習の方法があると思います。

たとえば「TEDがオススメ」という話をよく聞きますよね。ただ、私は昔から「偉い人の話を聞き続けると寝る」体質なので、やはり眠くなってしまいました…。

また、「海外ドラマや映画が勉強になる」という説もあります。それも、私は英語学習そっちのけで物語に夢中になってしまうので、勉強になりませんでした。

こういうふうに、人によって「合う合わない」があると思います。自分の好きな学習方法を見つけるのが、一番大事なことなのかもしれません。

つづく

それでは、次の記事オススメの教科書オススメのアプリを紹介していきます。

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